今回は前回に続いて、自分の保持している専門医資格の更新条件をまとめていこうと思います。
二つ目・・・というか残りはこれしかありませんが、集中治療専門医です。
資格取得時の感想はこちらの記事にありますので、ご参照ください。
なおあくまで自分の取得している「学会認定専門医」についてですので、今後でてくる専門医機構認定の場合は別途確認してください。
必要条件
集中治療科専門医(学会認定)の更新の資格に必要なのは以下の3点です。

集中治療科専門医の特徴は「学術活動中心の制度」という点です。
もちろんこれは資格であり、ここから申請書を作成します。
そこで実際の臨床現場についての内容もありますが、単なる履歴書以上の情報はありません。
集中治療医は必ずしもICUがなくとも活躍できる能力ですので、学会側もこのようにしているのかもしれませんね。
今回は申請書の項目と合わせて注意点を列挙していく形にしようと思います。
学会参加:地方会も必須に
一つ目の注意点は学会参加です。
・日本集中治療医学会学術集会(年次)出席2回以上
・集中治療医学会支部学術集会出席1回以上
つまり地方会にも必ず1回は参加しなければいけません。
これは油断すると忘れそうですので、注意せねば。。。
年次学会は業績という意味でも参加しないと厳しいので、自然とクリアできそうですね。
申請書Ⅰ:履歴書
ここはシンプルに職歴を記載します。
昔ここにも基準ができてハイアクテビティのICUでないと切られるかも?!という噂が流れましたが、多分気のせいです。
前述の通り、別にICUがないとしても集中治療医に価値はあります。
それを学会が否定することなんて現状は出来ないはずです。
申請書Ⅱ:業績(論文、発表など)
ここでは論文や発表を書きます。
なんと論文は共著でもOKで、発表も関連学会は筆頭のみですが、年次総会や地方会なら共同でも良いようです。
一昨年に行ったKSCCMは国際学会ですが、こちらは筆頭でないとダメみたいです。
・・・なるほど、普通に臨床していれば自然と単位が取れちゃいそうですね。
他には査読や問題作成でも単位になるようです。
申請書Ⅱ:業績(学会やセミナー出席)
年次学会で10単位、地方会で5単位も貰えます!
これだけで50単位行くやん!・・・と思ったら、ここは上限40単位まででした。
とは言え論文や発表などで10単位でも良いってことですからね。
参加だけでこんなに貰えるなんて驚きです。
研究倫理教育講習受講証明
こちらはきちんと受けましょう。
eAPRINで受講証明が発行できます。
自分の現状

こんな感じです。
専門医機構のフォーマット(e医学会)と別なので、まとめて見れないことや現状の単位数などがわかりにくいことが弱点ですね。
でも単位が足りないことはあまりなさそうなので、問題にならなそうです。
2025年4月から認定なので、もしかして直近の福岡は対象外?なのかもしれません。
ただ集中治療医学会学術集会は内容が非常に凝っていて面白いので、毎年参加費は払ってWebでみるつもりなので気にならないですね。
発表は分かりませんが、論文自体はそれなりに書く予定なので自然と学会にだけ参加していれば更新条件を満たせそうです。
終わりに
2回にわたって自分の備忘録という側面が強いですが、専門医更新について確認してきました。
普通にしていれば大丈夫だけど、時折不安になるものですよね。
こうやって一度しっかり確認しておけば、あとはメインの業務に専念できるかと思います。
今回の内容は学会員ページの中にある資料を参照していますので、気になる方はそちらをご参照ください。
皆様のお役に立てれば幸いです、ではでは。
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