医師のための資産形成③ ~稼ぐ力~

まとめ

今回は「稼ぐ力」について話していこうと思います。

【稼ぐ力】

所得は大きく以下の4つに分類されます。

では、どのように所得を分割していけば資産を最大化することに繋がるのでしょうか。

一番シンプルな回答はバイト戦士になり、ひたすら勤務をすることと考えるかもしれません。

要するに「給与所得を最大化させる」ということですね。

ではそれが正しいのでしょうか?

実は、それってあまり健全ではありません。

理由は上記の3つになります。

まず一つ目に働けなくなる場合があるからです。

解雇は医師なら稀ですが、怪我や病気は誰にでも起こり得ます。

また盲点ですが働き方改革の功罪も意識する必要があります。

働きたくても法的に働かせてくれなくなる、という事態が迫ってきているのです。

また悲しい情報として日本の給与はインフレに追いついておらず不十分です。

賃上げは大企業中心にされていますが、まだまだ世界的には今ひとつなのが現状です。

これらの情報からも給与所得に過度に依存するのは危険と分かりますね。

さて、江戸時代は五公五民と言われ半分が年貢に持っていかれる重税でした。

今はどうなんでしょうか。

実は恐ろしいことに1800万を超えると江戸時代と変わらない税率になります。

注目すべきは株式は一律20%と低めの税率な点ですね。

これを踏まえて年収1800万円の人で所得と税金を比較してみましょう。

勤務医よりも法人化する方が、税金の面で大きく有利です。

また個人投資家は税率低いので有利なのですが、一部の投資家は税率0%になります。

これが政府が国策として進める新NISAの破壊力です。

陰謀論など色々ありますが、利用しない手は無い神制度だと思います。

また国も終身雇用の崩壊を理解し、副業や兼業を推奨しています。

ここで副業が青色申告できるレベルだと、極めて有利になりますね。

各所得への支援をまとめます。

ここに実際の政策などを加味すると、、、

不動産所得への特別な介入はありませんが、注目すべきは事業所得と配当所得の重要性に尽きると思います。

つまり「副業をして余ったお金で配当所得を得るように運用する」ことが推奨されているのです。

こんなに手厚くて日本って素晴らしいのかな?と思う人もいるかもしれません。

ただ自分はむしろ「自分でなんとかしろ」っていうメッセージだと感じます。

きちんと自力で資産形成しないと老後は面倒見れないよ、っていう時代になりつつあるのでしょう。

そのためバイトでなく副業を行い収益を増やし、配当所得を含めて収入源を複数にすることが大事だと言えます。

もちろん医師は時給の良いバイトも多く、人的資源がある職種なので活用するのも大事です。

ただそこに過度に依存している人が多い気がしますので、それは危ないでしょう。

仮に働かずとも済むようにする工夫が必要です。

次回、そのような話もしていければと思います。

本日はこの辺で、ではでは。

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