大テーマのまとめ記事

DKAとHHS
本日は少し古いのですが、有名なBMJの糖尿病性ケトアシドーシス(Diabetic ketoacidosis: DKA)と高浸透圧高血糖症候群(Hyperosmolar hyperglycemic syndrome: HHS)についてのレビュ...

人工呼吸器を離脱するには?②
では前回に引き続き、呼吸器離脱について話していこうと思います。 前回はSBTをクリアしたところまで説明しました。ではクリア=抜管になるのでしょうか? 結論から言えば、抜管にはなりません。なぜなら挿管した理由によるからです。 挿管適応の中には...

人工呼吸器を離脱するには?①
今回から2週にわたり人工呼吸器の離脱について話していこうと思います。 今回の人工呼吸器離脱とは、すなわち抜管を意味すると考えてください。 今週は挿管の適応からSATやSBTという基本的な離脱評価項目までを扱っていきます。 そもそも論ではあり...

不整脈④ ~徐脈性不整脈+一番怖い不整脈?!~
今回は不整脈編の最終回、徐脈性不整脈についてです 最後におまけで「一番怖い不整脈?!」という小噺もありますので、楽しんで読んでください まず徐脈には様々なものがあり、即座の対応が求められるものもあります 緊急の対応を行なった後で大事になるの...

不整脈③ ~心室性不整脈~
不整脈シリーズ、今回は心室性不整脈についてです ①VT(Ventricular Tachycardia) まずVTですが、こちらは大きく単形性と多形性に分けられます 単形性の場合、異常自動能や撃発活動の影響だったり、瘢痕化した梗塞部の影響だ...

不整脈② ~narrow QRS tachycardia~
今回は続けて上室性不整脈シリーズで、narrow QRS tachycardiaについて扱っていきます まず重要な点としてnarrowかwideかの評価です wide QRSは上室性頻脈のこともありますし、致死的な心室性不整脈の場合もあり、...

不整脈① ~心房細動(atrial fibrillation:AF)~
今日からは不整脈についてお話していきます 初回の今回は心房細動についてです AFをきたす背景には異所性興奮やリエントリー形成など、様々な機序が関係しています いずれにしても言える事としては、一度AFをきたすとさらにAFを起こしやすい土壌が出...

補助循環〜Impella〜
さて今回は補助循環シリーズ最終回のImpellaについてです 後半は少し難しい内容もあります、ゆっくり読んでみてください Impellaとは Impellaは経皮的な左室補助人工心臓(LVAD:Left Ventricular Assist...

補助循環〜VA-ECMO〜
今日は簡単にですが、補助循環シリーズでVA-ECMOについて扱います VA-ECMOのメカニズム まずメカニズムについてです 上の図のように太い脱血管で静脈から血液を引き抜き、送血管で動脈に酸素化された血液を戻しています 緊急時には図のよう...

補助循環〜IABP〜
今日からは補助循環についてまとめていこうと思います まず初回はIABP(intra aortic balloon pumping)についてです IABPとは大動脈内にバルーンを留置し、心拍出に合わせてバルーンが収縮するものです ガスは分子量...