医師のための資産形成① ~総論~

まとめ

今回から「医師のための資産形成」というテーマでお話していこうと思います。

今回は総論について解説していきます。

【総論】

まず皆様が医師になったのは何故でしょうか。

それは「人を救いたい」という目的もありますが、まずは自分自身が生計を立てて生きていくためですよね。

医療は聖域として、金銭の考えがタブー視されがちでしたが、避けては通れない問題だと思います。

自分が好きな国家試験の問題がこちらです。

この問題の答えは「親が意識を失えば子供を助けられないから」です。

そうです、まずは自分が元気でないと周りを救うことが出来ないのです。

こんな当たり前のことが、何故か医療界では触れられないようにされていて不思議ですね。

実際、救急医学会も「医師の働き方改革」を受けてアクションプランを制定しました。

とても大事な内容が、ようやく学会レベルでも叫ばれるようになりましたね。

WHO憲章でも言われていますが、健康とは「肉体的」「精神的」「社会的」に満たされた状態を表します。

お金の話は切っては切れない大事な内容で、決して「医は仁術」と言い放ち避けてはいけないのです。

そしてその健康な状態を土台として、初めて医師としてのキャリア形成が順調に進んでいくことになります。

では、そのような大事なお金との付き合い方ですが、具体的にはどのようにしていけば良いのでしょうか。

そのためにはまず、日本の置かれた現状を理解する必要があります。

どんな状況か、みなさん知っていますか?

ということで、毎年発表されている「家計の金融行動に関する世論調査2023年」が出ていたので確認していこうと思います。

日本人のお財布事情ですが、この数字を見てどう思いますか?

意外と平均値あるから、日本人って結構豊か??

でもその割に中央値が少ないですね。

これはつまり「一部の極端な富裕層」により平均値が押し上げられているだけ、ということです。

つまり全体で見ると決して豊かではなさそうな印象を受けます。

そしてその印象を裏付けるように単身世帯において金融資産を保有していない割合は、年々増加傾向にあり2023年には36.0%にも及びます。

これだけの人が貯蓄ゼロって考えると恐ろしいですね。

おそらく年々、経済格差は広がりつつあると考えるのが無難でしょう。

もちろんその対策も必要ですが、何故そのようなことが起きているのでしょうか。

お金が増えない理由を3つ挙げるなら以下だと思います。

①収入が少ない

②無駄な支出が多い

③投資をしない

順番に解説していき、今回のブログシリーズを読み終われば理解できるようにします。

大事な考え方としてお金と付き合う上で必要な「5つの力」という概念があります。

この中でも特に重要なのが「貯める力」です。

「あれ、稼ぐ力じゃないの?」って声が聞こえてきそうですね。

なんとなく稼ぐことって大事そうですが、それよりも余計な出費を減らすほうが恩恵は大きいです。

次回はその貯める力についてまとめて行こうと思います。

本日はこの辺で、ではでは。

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